Blog of A Nippon Girl

Blog of A Nippon Girl

米国移住とビザ&グリーンカード申請記録のためのブログ。ビザ関連はPC閲覧を推奨します。

【GC申請2018-2019年】グリーンカード面接に行ってきました。

2018年1月に申請したK-1ビザからグリーンカードへの切り替えですが、先月ようやく面接を終え、おかげさまで無事グリーンカードを取得することができました。申請から16ヶ月かかりました。 

面接ですが、面接官が威圧的かつ内容も少し特殊な例になるかと思います。あまり参考にならないかもしれませんが、こんな変り種もあるんだな〜程度で読んでいただければと思います。

å«ãªé¢æ¥å®ã®ã¤ã©ã¹ãï¼å°±è·æ´»åï¼

 

服装

私は無難でカジュアルな私服、夫は仕事着のシャツとスラックスでした。不適切な格好や露出をしなければ特に身構える必要はないと思います。

USCISオフィスには派手におしゃれしている面接官もいました。スーツを着ていたのは弁護士くらいで、申請者はデニムやブーツ、スニーカーなど、カジュアルな格好の人が多かったです。

 

面接に持参したもの

このうち青文字になっているものが実際に提示/提出したものです。

身分証明

  • 面接の通知
  • 新しい戸籍抄本と英訳
  • 夫の出生証明
  • パスポート2人分
  • 夫の免許証
  • 本人のSSNカード

イミグレ関連

  • I-693 健康診断書
  • これまで受け取ったNOA通知
  • I-94 アメリ出入国記録
  • EAD・APコンボカード
  • K-1とAOS申請での提出物コピー全て

二人の関係を証明するもの

  • マリッジサーティフィケート
  • 最新タックスリターンとW2(夫)
  • Pay stub過去2ヶ月分(夫)
  • 共有口座の入出金明細
  • 口座の氏変更手続きの記録
  • 健康保険の明細と保険証
  • 共同口座のクレジットカード2人分
  • 役所での婚姻手数料支払いレシート
  • 誓いの言葉と結婚記念の文書
  • 写真50枚(1枚以外は見られもしなかった)

準備不足だったこと

持参したものの多くが蛇足となってしまった一方、それでも面接前に用意しておけばよかった、また持っていけばよかったと後悔したものもあります。詳細は面接内容をご覧ください。ただ、これでGC取得が遅れたりなんてことはありませんでした。しっかりと準備されている皆さんにとってはこんなの当たり前だと思われるかもです。

  • 自分の州ID(運転免許がないため)
  • すでに提出していても、家族写真など重要な証拠になるものは持参
  • 住居の契約書や光熱費請求書など、連名でなくても持参

 

面接までの流れ

面接会場であるロサンゼルス郊外のサンフェルナンドバレーオフィスに予定時刻30分前に到着しました。入館の際、空港と同じセキュリティーチェックを受けます。飲食物の持ち込みが禁止でガムを没収されました。

館内にはカウンターが並んでおり、その一角に面接通知レターを提出する書類トレーがありました。通知レターを出して待つこと数分、まずはカウンターで受付です。私のパスポートとコンボカード、夫の免許証で本人確認をして整理券をもらいます。それから面接官に呼ばれるまで1時間以上待ちました。もちろん待ち時間は面接会場やその日の状況次第だと思います。

 

面接の内容

面接官は40代後半くらいの体格のいい白人男性。第一印象は堅物そうな感じ。彼のオフィス通されると、まずは私たちのIDとパスポート、私のコンボカードとSSNカードを出すように言われました。

ここで私がカリフォルニア州IDを取得していないことについてめちゃめちゃ怒られます。笑 これから免許を取る予定なので州IDはまだ持っておらず、今はパスポートとコンボカードをIDとして使用していると伝えると、10分くらい説教。

「そもそも渡米して2年間もID作らず何してたんですか?何かやましい理由であえてIDを作ってない怪しい外国人だと思われてもしょうがないですよ!とりあえずあなたがこの2年間何もせずに過ごしてきたっていうのはわかりました」と、たまに机をグーパンチしたり大声を出しながら。

「IDなかったら運転中警察に止められても身分が証明できない、即逮捕じゃ無いか!」と言われた時は、免許ないから運転しないし、IDとしてパスポート持ち歩いてるわ!と心の中で口答えしました。

州IDを作ってなかった私が悪いですが、面接官のおじさんの態度もすごく失礼でした。

 

次に夫婦の関係性を証明するものの提出を求められました。面接官が例として挙げたのは、マリッジサーティフィケートとバンクステイトメント、保険関係の書類、住居の契約書です。

私たちはタックスリターン、共有口座の入出金明細、口座の氏変更手続きの記録、健康保険の書類と保険証、それに面接官の指示で、お財布に入っていた共有口座のクレジットカードを2人分提示しました。

アパートは夫が借主で、契約書には夫の名前しか載ってないので持って来なかったと伝えると、それでも現住所の証明になるから2年後のGC切替え面接には持ってきなさいと言われました。そもそも10年GCへの切替えって面接あるのでしょうか?

 

ここまでこの面接官、私たちに発言や質問の余地を全く与えません。質問しようとすると「だから私の言っていることを聞きなさい!!!申請者はみんなこんなんだから自分たちが長い間待つ羽目になるんです!だからあなたも人の話を聞きなさい!!!」と怒鳴られます。

 

面接官が書類を整理しているタイミングで新しいI-693健康診断書と写真を持ってきたことを伝え、提出しました。写真は自分たちと両家の家族が写っているもの1枚だけでいい、とのこと。

夫が私たちと夫家族との写真を2枚出していると、すかさず「この2枚はどこがどう違うんですか?写ってる人は一緒ですよね?撮影場所なんてどうだっていい、同じような写真は何枚もいらない!!」とガミガミ。

ここで私、一人で青ざめます。というのも、今回のGC面接用に印刷していった写真の中に私の家族のものがなかったからです。私の家族との写真はK-1ビザ申請時にすでに提出済みで、なおかつ渡米してから夫と私の家族は会っていないので写真もありません。K-1申請で出したデータは面接官の手元にあるだろうとすっかり油断し、その時の写真は印刷していってなかったのです。

夫が面接官にその旨を説明していると、とっさに閃きます。念のため持ってきたK-1ビザ関連の書類に、提出した私の家族の写真のカラーコピーがあるかもしれない!もしかしたら、です。

確証が持てなかったので、もしかしてですが…と恐る恐る伝えると、面接官が「持ってきたの?だったら黙ってないで早く出してください。いまこの時間が無駄!!!」とプレッシャー。

これで無かったらヤバイと焦りながらK-1ファイルを探すと、一枚だけありました。母と妹と夫との写真のカラーコピーです。これでなんとか一件落着。

 

ここで提出は全て終了です。私の顔写真と指紋をとり、次に夫と二人で真実を述べる宣誓をします。 

まずは簡単なセキュリティー関連の質問を5つほど。社会主義思想家か、テロに加担したことあるか、逮捕されたことがあるか、銃などの武器を所持しているか、全て「いいえ」と答えられる質問でした。

一般的な流れではこれから面接のメイン。二人の交際や夫婦としての生活に関する質問タイム。この時に備え、二人で出会いから現在までの経緯、引越しや旅行がいつだったか全ておさらいしてきました。

 

聞かれたこと

  • 今の現住所の他に、これまで米国内で2人で暮らした住所は?

これだけ。「あります」で終わりました。笑 念のためその住所を確認したいとのことでしたが、夫も私も番地をど忘れ。面接官の元にデータはあったので、ストリート名を答えるだけで大丈夫でした。あとは現住所とそれぞれの電話番号の確認のみです。

 

「面接内容をこれからレビューし、後日結果を知らせます」と書いてある紙を渡され、万が一追加で証拠書類の提出を求められた際の手順と、グリーンカードが発行された場合の説明、またコンボカードの有効期限についての説明を受けました。

「ここまでよく弁護士も付けずに準備しましたね」と最後は労いの言葉をいただき面接は終了。今まで経験した中で最も極端な飴とムチでした。

 

結果の通知

帰ってUSCISのオンラインステータスを確認すると"My new card is being produced"となっており、その数日後にI-485が承認されたという通知が届きました。それから自宅にグリーンカードが届いたのは面接から約1週間後です。

 

感想

まさしく圧迫面接で、終わってからも数日間はドッと疲れてました。ただ変わり者で、自分の思い通りにならないことが耐えられない性格の面接官に当たったんだと思います。

変な質問はされませんでしたが、終始高圧的な態度で、ホチキスとパンチを使うたび私たちの方に投げたり、すごい勢いで叩きつけたりしてました。私がデスクに置いた書類を確認しようと夫が手を伸ばした瞬間「勝手に触らない!!!」と大声で注意したり。

正直、申請費用を払っている側としては、彼の対応は失礼とさえ感じました。夫もドン引きです。笑

 

ただ、私たちの結婚や関係性について疑ってる様子はありませんでした。夫婦共同の所有物や文書が多くないことについても、結婚してまだ数年しか経ってないから少なくて当然だ、とも言っていました。

 

面接官によって何を基準に判断するかはそれぞれだと思います。二人の関係性に関する質問を中心とした面接が一般的ですが、私たちの面接官はデータや文書、記録が全てで質問は一切ナシでした。どういう方向から来られても、辻褄があった対応ができるようにしていれば特に心配することはないと思います。

 

長くなりましたが、これからグリーンカードを申請される方、面接を受けられる方の参考に少しでもなれれば嬉しいです。

陰ながら、皆さんの申請がうまくいきますようお祈りしています☺︎

view raw